Next.js の高度な動作をカスタマイズするには、プロジェクトディレクトリのルートに next.config.js
か next.config.mjs
を作成します(package.json
と同じディレクトリ)。
next.config.js
は通常の Node.js モジュールであり JSON ファイルではありません。
Next.js サーバーとビルドフェーズで使用され、ブラウザのビルドには含まれません。
next.config.js
の例を見てみましょう:
/**
* @type {import('next').NextConfig}
*/
module.exports = {
/* ここにオプション設定を書きます */
};
もし ECMAScript modules が必要であれば、 next.config.mjs
を使うこともできます:
/**
* @type {import('next').NextConfig}
*/
const nextConfig = {
/* ここにオプション設定を書きます */
}
export default nextConfig
関数も利用できます:
module.exports = (phase, { defaultConfig }) => {
/**
* @type {import('next').NextConfig}
*/
const nextConfig = {
/* ここにオプション設定を書きます */
}
return nextConfig
};
Next.js 12.1.0 からは非同期関数を使うこともできます:
module.exports = async (phase, { defaultConfig }) => {
/**
* @type {import('next').NextConfig}
*/
const nextConfig = {
/* ここにオプション設定を書きます */
}
return nextConfig
}
phase
は設定がロードされている現在のフェーズです。
利用可能なフェーズはこちらを参照ください。
フェーズは next/constants
からインポート出来ます:
const { PHASE_DEVELOPMENT_SERVER } = require('next/constants');
module.exports = (phase, { defaultConfig }) => {
if (phase === PHASE_DEVELOPMENT_SERVER) {
return {
/* 開発フェーズでのみ利用するオプションを設定 */
};
}
return {
/* 開発フェーズを除く全てのフェーズで有効なオプションを設定 */
};
};
コメントされている行は next.config.js
で許可された設定が挿入可能な箇所です。
定義はこちらをご覧ください。
ただし、いずれの設定も必要でなく、全ての設定を完全に理解する必要はありません。 有効化または修正する必要がある設定のみ調べて変更するようにお勧めします。
利用する Node.js のバージョンで利用出来ない JavaScript の新機能を使用しないようにしましょう。
next.config.js
は Webpack、Babel、TypeScriptで解析されません。